将来はお金に関係のある仕事がしたいと漠然と考えていました。そこで日常でどんなお金にまつわる事柄があるか考えて、バイト先でいただく給与明細に注目してみたんです。そこには、聞いたことのない項目がたくさん書かれていて、当たり前にもらっていた給与の複雑さに気付きました。
就職説明会で日本アウトソーシングセンターの担当者の話を聞いたとき、給与計算を通してたくさんの企業のお手伝いができたら面白そうだと感じ、入社を決めました。

給与計算の業務を簡単に説明すると、お客さま企業から請け負った給与計算業務を代行する仕事です。全従業員分の給与を計算して、控除項目や保険などを差し引き、銀行振込額を正確に計算する必要があります。企業によって支払日が違ったり、手当の種類や名称、金額が細かく変わったりするため、計算ミスをしないよう集中して作業に取り組むことが大切です。また、一つの企業に対してメイン担当とサブ担当がいて、メインの計算をサブの人がチェックするなど、チームプレイで計算精度を上げています。

社内会議では、間違いやすい計算や業務効率化につながるアイデアなどを共有し合います。ミスの報告会と聞くと、ピりついた雰囲気を想像するかもしれませんが、堅苦しいものではないので安心してください。ミスの原因を認識して、どうすれば次から正しく計算できるかを建設的に話し合う場なので、しっかり次月の計算に生かしていくことができます。先輩方からの指導は個別指導の塾のように丁寧で、自分で答えを導き出す力が身に付き、自然と仕事力がアップしているのを感じますね。

給与計算ならではだと思うのですが、いろいろな会社を「給与」というフィルターを通して知ることができるのが面白いです。制度や手当の違い、職種による変化などを見ていると、その企業が給与を通して従業員にどのような感謝を伝えているのかが垣間見えるような気がしてきます。
やりがいを感じる瞬間はやはり、「ありがとうございます」の一言をいただけたとき。メールの文面に一言あるだけでも、単純ですが嬉しくなりますね。